作業風景

最終更新日:2018/1/18

こちらでは白樺細工ができるまでの工程を

工房での作業風景と共に掲載しています。

  


①樹皮を剥ぐ

幹にナイフで切れ目をいれて樹皮を剥いでいきます。

伐採された白樺は剥きにくい時期に切られている場合もあるため、ケトルにいれたお湯などをかけ水分をふくませてから作業をすすめることもあります。

 

初夏の短い期間に立木から剥がすこともできますが、所有者に必ず許可を得なくてはいけません。採取を検討されている方は無断で行わないようくれぐれもご注意下さい。

  


②樹皮を平らにする

 

採取した樹皮はそのままにしておくとくるくるっと丸まった状態になってしまうため、乾燥させた後にレンガや石などの重しを樹皮の上に乗せ保管しておきます。そうすることによって樹皮が平らにキープされ、その後の作業をスムーズに進めることができます。

重ね方のコツとして、写真のように樹皮の内側同士⇒外側同士と順に乗せていくことによって内側の樹皮を傷めないようにすることができます。

 


③外皮をはがす

細工に使わない外皮(白い部分)を剥がしていきます。

画像ではわかりにくいかもしれませんが、樹皮は何層にも分かれていて一枚一枚はがすと紙よりも薄くなっていることに驚かされます。このとき大きなフシなどはナイフや彫刻刀を使い表面を削ったりカットしてしまいます。

 

外皮はたきつけにも使うことができるためマキストーブを持っている知人や施設に差し上げています。

 

★樹皮剥がしの作業風景動画はこちらをクリック

 


④樹皮テープ

外皮を剥がした樹皮をロータリーカッターやハサミを使って切っていきます。

シート状の樹皮は、ゆがみやフシなどによって厚みがバラバラな箇所が多数あります。そのためここではカッターマットの上に置いた樹皮をデカクリップで固定し、最大限誤差がでないよう注意してカットしていきます。個人的にはこの作業が一番下準備で難しいと感じています。

 

樹皮テープにした後、オーダー品など同じ樹皮を使って大きな細工を作る場合は、ここでしっかり厚みを揃えておきます。厚みや幅が揃っているとスムーズかつ均一に編んでいくことができます。

厚み調整時に剥がした樹皮は2番皮、3番皮と呼ばれ、こちらも細工に使うことができます。

 

樹皮テープの製作風景動画はこちらをクリック

※こんな方法もあるという一例です。ご参考になれば幸いです。

 


⑤鞣す(なめす)

テープ状にカットした後、植物油を染み込ませたタオルやスポンジでなでるように油をなじませていきます。オイルでなめしていくことによって樹皮の表面は飴色(とくに2、3番皮)に変わっていきます。

工房ameiroではオリーブオイルを使用しています。

 


⑥編んでいく

オイルが染み込み乾いた後、樹皮テープを編みカタチを成形していきます。

 


⑦編みあがり

温かみがある風合いのカゴのできあがりです。

大きめのカゴでも実際持ってみると想像以上の軽さとしなやかさに驚きます。

 

そんな軽くて丈夫な細工たち、末永くお手元で使って頂けると嬉しいです。 

 



【製作風景動画を作ってみました】

 

★製作風景動画が完成しました!

 「星の飾り」や「キューブ」の作り方などがあります。

 よかったら参考にしてみてくださいね。

 

 動画はこちら↓


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